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あおいとりプロジェクト

『わたし』を使い捨てないために

2015年11月11日|Trip, やまねこクロニクル

ちょっとした遠出をしてきました。
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といっても、まあ、電車に乗って用事を済まし、
日帰りで帰ってこれる程度です。
こういう風にふらりとバック1つをもって
電車に乗り、遠くに行くことができるってものすごく贅沢だと思います。
日程がこの予定のためにぽっかり空いているように思えたくらい。
レールが敷かれているように、なんとなく思った方向に進み、
ずっと気がかりだったことを解決しに旅をしました。
必要ないといえば必要はないこと。
誰にも求められていないし、責められもしないです。
でも、わたしがそうしたいと決めたことを実行するために。
精神的な旅というよりは、精神衛生上必要な旅でしょうね。

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説明しても誰も理解しないだろうし、
理解されたいとも思わない。
ただ、自分自身にがっかりしないために。

 
「わたしはわたし自身の人生をわたしのためにしか使わない」
というのを信条としているのですが(42年間生きてきて)、
これは、自分が自分を嫌いにならない程度に
誇りを持った行動のために使うという意味なのですけど、
これがなかなか、難しい。

 

たとえば、
「人からこう思われたくない」
というのも、わたしの願望。
それをわたしのために叶えるというのは
わたしの人生をそこに費やす価値があると判断します。

 

昨日ハイデガーの「存在と時間」の47章を授業でやっていて、
死というのは、人に任せられないもので、結局は自分で受け止めるしかないもの
つまり、代理不可的要素。
というような内容が書いてあってすごくはっとしました。

人間は自分が有限であるということを知っているからこそ、
目的を必要とする。有限である人生をどう使うか?という問いが出る。
そういう意味では生の最終的くくりが死であるから、
死と付随して存在する「生きる」ということも代理不可。
人任せにできず、自分で背負っていくしかない
ということだろうなと思います。

 

寒くて、こたつから出たくないとき
「代わりにトイレ行ってきてぇ~」と叫びたくなりますが
そういうのって代理不可ですよーというのと同じですね。

 

わたしという存在の内側に最初から付随しているもの。
生まれることは選べないが、生き方は選べる。
どんなに小さくても選んでいる(生まれ出る環境は選べないけど)
そういう生きる、生き方を選んで、今に至っている。
というのを読んでいて、がつーんと腑に落ちる章でした。

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哲学の誰かの考え方で、
宇宙とは神様が作った時計のようなもので
一回スイッチを入れるとそれは自律しそれ以降は一人で動くようなシステム
というのがあるのですが、私はこれが好き。
それをある意味恐ろしく贔屓のないフラットなモノで
(平等とは言わない。平等とは同等に均一に諸条件がそろうものなのだと思っているので)
その中でわたしたちはチョイスしながら(自由意志)生きるというもの。

環境(宇宙の摂理?)と
個人(自由意志)が合致したところが
タイミングで、
実力(自分が築き上げてきたもの)と
才能(生まれつきのセンス)と
タイミングで結果は構成されると思っているので。

わたしは自分のセンスを見極め、
実力を磨いて札をそろえて置くしかない。
宇宙の摂理が起こす環境がそこに反応していくのを
待つしかない。そういう腹のくくり方をするようにしています。
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自分自身を好きでいるというのはなかなか難しいけど、
せめて
嫌いにならないために自分が決めたことはなるべくやるようにしている。
ここまでやるとか、これは終わらせるとか。
そういうのを死にもの狂いでやっていると、
自分の力になるし、自分への信頼感になったりして、
メンタル的に強くなる気がしています。

 

そういう腑に落ちた要素が思考に広がり、
その前から少しずつ、少しずつ進行していたことが
見事に混ざって、クリアになってきました。
いきなりわたしは、わたしの行動にGOサインを出したわけです。
いつかやろうとおもっていて、札をそろえておりました。
そこに、自分ではどうにもできない札が3枚そろってきたわけです。
世界もわたしに扉を開くというのは、こういうことだなと。
わたしがひらいて、世界も開く。こういうのはどちらか一方ではダメなんです。
両方、そろって開いていなくては。

 
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今日、遠出から戻ってきて夜道を歩いているときに、
わたしのアセンダントに対する呪いがちょっとわかった。
説明しにくいのですけど、自分的には理解した。
そういう新月に向かうエネルギーをちょっと吸い込みながら
次の切り替えを想いました。

 

今回の遠出は、前日くらいにふってわいた話で
決断することの私の指針としては
わたしの行動を邪魔する要因がないということ。
行動しないと決断するための明確な理由ない限り、
こういう行動が促されるような兆しがあるときは
迷わず行動します。

自分がこうしたらいいと考えたうえで
強行突破すると、私はいつも失敗するので、
これはアセンダントのからくりなんだろうなあと思いました。

あまりジンクスづけるのはよくないのですけど、
アセンダントにぴったりのっている土星は
中途半端な実力でしゃしゃり出ると、びんた食らうという配置だと思います。
さらにそれが冥王星からスクエアです。全く読めません。
そして、変な風に海王星と木星が利いていて、
暴走すると本当にひどいことになります。
オンとオフがうまくできないので、小さい頃は挙動不審だったり
恐ろしく偉そうな勘違いの人になってしまう傾向ありました。

そういうのがあって、
それこそ、凧じゃないけど、
風が吹きあがって自分の身の丈以上に
飛ぶことができることも気が付きました。

じいいいいいっと、風を待つ。
その辛抱強さが備わってきた今、
「わたしはわたし自身の人生をわたしのためにしか使わない」
とのコンビネーションとで、
結構うまく風読みをできるようになってきたと思います。
そして、それがわたしの10ハウスを通過するp月の気づきですね。


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みかみ まき

西洋占星術師&アクセサリーデザイナー、水晶占い師占星術・タロットをまついなつき氏に師事、占星術と水晶透視を松村潔氏に師事しております。詳しいプロフィール

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