クリスチャンアストロロジー
2015年09月4日｜Impression, やまねこクロニクル｜
先日なんとなく目について申し込んでいた
紀伊国屋書店主催の
「クリスチャンアストロロジー出版記念トークショー」
に行ってきました。
出版された田中要一郎さん（なんと芸人）と、
鏡リュウジさんとさんのトークショーで濃厚でした。
予想以上に面白くて、行ってよかったです。
わたし、クリスチャンアストロロジーよくわかってませんでした。
猛省。やはり人の聞きかじりはよくないですよねえ。
自分で調べて、納得しなくてはいけないなあと思いました。
知識が私は商売道具なので適当なことを言いたくないので（乙女月）
鏡さんは安定の面白さなんでああ今回も面白かったって感じなんですが、
この翻訳者の田中さん、なんと芸人さんでした。
そして専門はどちらかというと東洋。占い芸人さん。
メルマガもやっていらっしゃいます。⇒詳しくはこちらをどうぞ。
そしてダブルショック、私とほぼ同じ年です。1974年生まれ。
負けてられませんね！（何が
まあ私がスロースターターの35過ぎてからの占いへの興味ですから
高校生からやっていた人にはかないませんね。
でもこれから追いつけ追い越せで頑張りたいと思います（何を、笑
肝心な本の内容なのですが、
ウィリアム・リリーはすごい人で有名なのはよく存じ上げているのですが、
このクリスチャンアストロロジーがこんなに分厚く、
ラテン語の資料を網羅してまとめあげた本だということは知りませんでした。
1602年5月1日生まれ。イギリス人。ケプラーとか、ガリレオ・ガリレイが
活躍していた時代です。日本だと江戸時代が始まったころに生まれています。
私はすごく勘違いしていて、クリスチャンアストロロジーって
ペラペラな本だと思っていて、
まあいつか読んでみようと思っていたら、それはなんとダイジェスト版！
ギャー！恥ずかしい！穴に入りたい。
原本をよくよく調べてみたら、皮の装丁の分厚い本で、今は絶版に近いです。
アマゾンでは9万円くらいしていました。（英語の原書ですね）
で、ペーパーバックだと、下のやつがそうだと思うのです。
うわあ、ちゃんと読まないとだわー（読みたいだけ）。
ウィリアムリリーさんってどんな人かというと、
農民出身で、お金がなくて大学に行けなかった人。
大学行きたくて大学に行こうと教会の予備校スクールで
ラテン語とギリシャ語を習っていたようで。
大学に行けなかったので、塩商人のもとで秘書（補佐）をしながら生計を立て、
塩商人がめとった後妻さんと塩商人が死後、その後妻さんと結婚し、
後妻さんの死後、莫大な財産を得て、勉強に勤しんだということでした。
その時に大学行く下準備のラテン語とギリシャ語が大活躍ということで、
好きな勉強ができてよかったねえ、と他人事ながら拍手喝采。
もう朝から晩まで、勉強しつくしたとのことでした。
本当に苦労した結果だと思うのですが、うらやましい。
そして、この本を出版したり、いろいろ占星術師として活躍したりで
イギリスで、占星術師として公に認められ墓石が教会にあったり（超レア）
住んでいた家が、観光スポットとして公に認められていたりします。
リリーさん、基本的に独学ですが、独力で活躍したというよりは
後ろ盾になってくれる人に恵まれていたのも、活躍の起因ではないかと。
リリーさんは自伝もあるので、そっちも興味深いです。
クリスチャンアストロロジーに参考文献とされた本はすごい量で、
芽がキラキラします。これは本当に読むべき1冊だったので翻訳されてありがたい。
わたしは占いが好きというよりは、どちらかというと占いに関する歴史や
人間劇が好きなのです。魔術の方法とか、儀式の内容とかも好きです。
一番好きなのは、その儀式の道具やお守りたちなんですけど。
トークショーの話を聞いていて思ったのはウィリアムリリーは江戸時代ぐらいにこの本を書いていて
英語がとても難解だということ。訳すの大変だったと聞きました。
あああ、それなら訳してあるやつとりあえず読もうかなと思います。
で、購入。サイン入り。
これ、実は第3章なのです。BOOK3ですね。ブック1＆2の前に3が先に訳されています。
3を先に訳したかった！これを世間に発表したかったと田中さん。
3はネイタル占星術なので私としては、とても歓迎ですけど、
でも、１＆２も読んでみたいので、次の出版も楽しみにしています。
まずは、3が売れないと１，２が出版されないので皆さんもぜひご購入ください（笑）
