大英博物館展
6月1日 中野トナカイ 12時～18時
※鑑定内容はコチラをご参照ください。
※17時～18時予約有
※18時以降はおりません（岩田さんと甘夏さんがお店にいます）
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上野の東京都美術館にいってきまして、
「大英博物館展」を見てきました。
入場料：1600円
期間：2015年4月18日(土) ～ 6月28日(日)
100のモノが語る世界の歴史
“ロンドンにある大英博物館は、人類の文化遺産の殿堂として世界中のあらゆる地域と時代を網羅したコレクションを誇ります。「大英博物館展―100のモノが語る世界の歴史」は、700万点を超える収蔵品から選び出した100作品を通じて、200万年前から現代に至る人類の創造の歴史を読み解こうとする試みです。（以下略）”
とのことです。
さすが世界あちこちに出向いて行ってはいろいろ
頂いて帰ってきている英国のコレクション。
多岐にわたっています。
時代ごとにどうやって道具が発展していったかを説明しながら、
展示が進んでいきます。
わたしのお目当てはこの二つ。
ヘブライ語が書かれた合金製のアストロラーベ（時計代わりの星を見る盤）
アストロラーベは今回の代表モチーフになっているの
Tシャツやら、鞄やらたくさん売っていて買いそうになりました。
（思いとどまりました）
これは結構まじまじ見ましたが、どういうからくりかは、わかりませんね。
ヘブライ文字らしい文字盤があり、確か22文字だったはずですが、
33文字ぐらい書かれていますね。デカンかしら。
文字盤が三枚くらいあり、緯度経度によって変えるシステム。
基本的に、ユダヤの人たちは占星術否定していなかったと思うのです。
まず、東方の三賢者は占星術師です。聖書によってははっきり書かれています。
占星術に否定的になったのは、もっとずっと後。
確か15～16世紀あたりから、神の与えた自由意志関連で運命論的な占星術は
わりと、敬遠され始めたと聞きました。それまでは占星術は科学の中心で、
医術もベースが占星術だったほど。そのあたりから教科書から占星術が消えています。
ちなみにこのアストロラーベは14世紀のものです。おそらくスペインのもの。
あとは、ミトラス神の像。ミトラス神は結構大きくて見ごたえあります。
雄牛を殺すことで、栄光と光を得ることができるという感じだったと思います。
ミトラ教はローマにキリスト教が認められ普及される前の宗教で、
現代の教会はこのミトラ教の神殿の上に建っているものもあったりしますね。
（日本の神社ある土地に寺を建てたりするのと似ていますかね）
その有名どころが「サン・クレメンテ教会」
Basilica di San Clemente al Laterano
Via Labicana 95, 00184 Rome, Italy (Monti)
地下に降りられて、ミトラ系の神殿跡を見ることができます。
ぜひ行ってみたいところの一つです。
あと、ハリウッド映画「ハリー・ポッター」第1作で
ロンがプレイするチェスである《ルイス島のチェス駒》も必見。
トランプのキングとか雰囲気がそっくりですよねえ。
ウィスキーでもこういうラベルのやつありましたね。
もともとボードゲームだったトランプは持ち運びが楽なので
手書きのカードゲームになり、活版印刷が開発されたあたりで
船乗りなどの間で大ブームになり、今に至っているので、
似ていてもまあ不思議ではないですね。
これ見て、あ、ロンが乗っていたやつだ!と思いました。
その他に、有名どころは、
ラピスラズリと、象牙かなんかで飾られた
何の箱かはわからない「ウルのスタンダード」
これは、わたしも大英博物館で何度か見ました。
本当に有名ですね。
この展示のいいところは、
大英博物館に行くと、広すぎるので
基本的に、自分の見たいものしか見ないですよね。
全部見てたら3日くらいかかりますから。
このように、誰かが選んだ100選だと、
自分の好み以外のものを見る機会を得て、
新しいものに出会えますね。
わたしは、紀元前の物全般と（エジプトとかメソポタミアとかギリシャとか）、
儀式に使う道具、生活に使う贅沢品しか見ないです。
特に１2世紀以降は宝飾品しか見ないので、
今回のように誰かが選んだものが並べられてついでに見ないと
一生見ることなかったなあと思うものがたくさんありました。
インド、ペルシャ、マヤ、インカ、アステカあたりは好きですが、
（要はガラスとか金ぴかが好きなのです！）
ロシア、アフリカや中国、東南アジア系は飛ばしがち。
（あ、スキタイ系は見ます、黄金人間）
わたしは、こういう人の道具の変化とか、当時の文化がわかるものが
好きなのでとても楽しめた展示でした。
今回は平日の14時ごろに行きましたけど、混み混みでしたねー
Eテレで放送したからではないかと予測します。
